LINE府議 市長選出馬説の真相は?
無料通信アプリ「LINE」で女子中学生らに威圧的な文章を送っていた大阪府議会の山本景府議(34)が、逆風も予想される中、目前に迫る8月31日告示(9月7日投開票)の交野市長選挙への出馬を示唆している。
想定外の動きをみせる山本氏は16日、同市内でデイリースポーツなどの取材に応じ「市民の皆様に聞かないと分からない」と強気の姿勢を崩さず。17日に同市内で市民向けにLINE問題に関する説明会を開き、出馬の判断材料にするという。
一連のLINE問題が表面化して以降、初めて地元向けの説明会を開く山本氏は、17日は騒動を謝罪し、事情説明を行うとともに、市民から広く意見を聞く方針を示した。出馬に関しては「明日はアクション(態度表明)を起こさないが、いろんな方にご意見を聞きたい。そのための集会でもあります」と語った。
今回の問題が表面化する以前から、市長選に対しては「出馬に向けて準備中で、意欲を示していたという状況だった」と説明。現職市長が3期目で「市に不祥事も出て、地元から(山本氏に出馬の)要望もあった」という。
騒動の渦中にある地方議員が“ランクアップ”とも言える首長を目指すのは異例とも映るが、山本氏は、騒動後も事務所に「ご批判だけでなく、励ましの電話もある」とし、全ては「地元の市民の皆様に聞かないと分からない」と語った。
今後の選択肢は「たぶん3つ」と山本氏。市長選出馬、府議職継続に加え「次(来春の府議選)は出ない、と言うのもひとつ。僕は元々サラリーマンですから」とした。