大阪桐蔭、勝利の陰にキダ・タロー?
“浪花のモーツァルト”の愛称を持つ作曲家のキダ・タロー(83)が21日、甲子園で開催中の第96回全国高校野球選手権大会で、八頭高校を10‐0で破った大阪桐蔭高校の勝利を喜んだ。
キダが作曲家人生で初めて書き下ろした高校野球の応援曲「アルプス・キダ・タロー」を、大阪桐蔭高校がこの日、初めて演奏。アルプス席に響かせた。
同曲は、高校野球の応援曲をまとめたシリーズ11作目のCD「ブラバン!甲子園 U18‐WEST」(今年6月発売)に収録されている。同CDの演奏を大阪桐蔭高校吹奏楽部が担当した縁で、甲子園での演奏につながった。
この日、キダは仕事の都合で観戦できなかったが、『曲が演奏され大勝!』との報告を受け「勝てましたなァ。良かった」と祝福。「神曲?そらそうやがな。実はあの曲には、勝つようにおまじないを封じ込めてあるんですわ!」と勝利は曲の力とばかりにアピールした。
大阪桐蔭は22日に4強入りをかけ健大高崎と対戦するが「勝つためには、あの曲をもっと演奏すること。そしたら勝てますよ」と、どこまでも強気だった。