ウルフルズ「ヤッサ」復活に1万8千人
今年2月に活動再開したロックバンドのウルフルズが30日、大阪・万博記念公園もみじ川芝生広場で野外ライブ「復活のヤッサ!!」を行った。09年の同日に同地でのパフォーマンスを最後に活動を休止。00年から続いていたウルフルズ夏の風物詩「ヤッサ」の復活にファン1万8000人が熱狂した。
5年ぶりとなった恒例イベントはボーカル・トータス松本(47)の「帰って参りました、大阪!」の第一声でスタート。代表曲の「ガッツだぜ!!」「バンザイ~好きでよかった~」「明日があるさ」など、アンコールを含めて全26曲を披露。「大阪ストラット」では縦じまのユニホームに身を包んだギターのウルフルケイスケ(49)が音頭を取って、アカペラの「六甲おろし」の大合唱とジェット風船飛ばしという恒例のパフォーマンスもよみがえった。
序盤のMCで松本がウルフルズ内で流行しているという「せやな?」の問い掛けに「せやせや」と答えるパフォーマンスを紹介。その後は曲の間に頻繁にこのやりとりが繰り広げられるなど、メンバーとファンが一体となったステージを展開した。
3時間を超えるイベントの最後に松本は「メンバーは誰一人立ち止まらずに音楽をやったし、その信念はすごい。それぞれ音楽をやって、たどり着いた先がウルフルズやったんですよ。奇跡のような話です」と活動休止の5年間をしみじみと振り返った。「もう1回ここに戻って来られて本当によかった。本当にありがとう。めちゃくちゃ気分ええわ」と感謝の言葉を繰り返していた。