朝ドラ初の外国人ヒロイン 苦労語る

 29日スタートの次期NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」(月~土曜、午前8・00/全150回)の第1週分の試写会が3日、大阪市の同局で行われ、終了後に朝ドラ初の外国人ヒロインを務める米女優シャーロット・ケイト・フォックス(29)と夫役の玉山鉄二(34)が会見した。

 会見冒頭、「オハヨーサーン。デモ、ニホンゴ、マダマダ。ダカラ、エイゴデハナシマス」とにこやかに日本語であいさつしたフォックス。毎日15分の朝ドラについて「本当に一生懸命やって、本当につらいこともたくさんあったのに…本当に(編集されて)短くなってます」とおどけながらも本音をチラリ。日本の丁寧なドラマ業界の作り方に驚きをみせた。

 第1週目は、スコットランド時代の回想シーンや、早口で英語を話すシーンなどは字幕や日本語による吹き替えで構成されたが、半分は日本語のセリフだった。

 「イツモ、ベンキョウシテマス」「いつも台本とにらめっこしてます。食事中もいつもです。1話を何時間もかけて撮ってます」。ヒロインに抜擢され、米国に夫や家族を残して単身来日してから半年。日本語が全く話せない状況から、語学研修を受け、5月にクランクイン。簡単な日常会話は話せるようになり、聞き取りに関しては大半が理解できるようになったという。

 来日後、実弟が日本を訪問したことはあったが、フォックス本人は一度も米国に戻らず、大阪に住み、連日、収録に臨んでいる。

 近況を聞かれると、ロケ先で食べたギョウザが好きになったことを「ギョーザガ、ダイスキデス。(食べ過ぎて)チョットアブナイ、デブニナル」とユーモアを交えて日本語で返した。

 撮影は残り半年。日本にやって来たことを「挑戦」と語るフォックスは、今後に向けても「突っ走るだけです」と話した。

 同作は大正時代を舞台にニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝氏と、スコットランド出身の夫人をモデルにした物語。

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