上原第1発見者、自宅には遺書も
歌手で女優の上原多香子(31)の夫でヒップホップグループ「ET‐KING」のTENNさん=本名・森脇隆宏=(35)が25日午前7時半ごろ、大阪市天王寺区国分町のマンション駐車場の車内で首をつっているのを親族女性が見つけ、通報した。第1発見者は妻の上原で、午前6時25分ごろ変わり果てた姿の夫を発見した。自宅には遺書が残されていたという。
天王寺署によると、25日午前6時25分ごろ、夫の姿が見えないことを心配した上原が、所有するワゴン車の後部座席で、ひも状のもので首をつっているTENNさんを発見した。上原は、かなり気が動転していたようで、親族女性に電話。連絡を受けた親族女性が午前7時25分ごろ、通報した。
自宅には数枚にわたった直筆の遺書めいたものがあり、同署は「事件性は低い」とみている。自殺とみられる。
車内には薬物とみられるものはなかったという。
同署の調べでは、上原とTENNさんは2人暮らし。24日夜まで一緒にいたという。
2人は2012年8月23日に入籍。2人にとっての「良き日」という記念日だった。ET‐KINGの活動拠点である大阪で新婚生活を送っていた。
TENNさんは亡くなる直前の24日午後9時から10時までスマホのトークライブアプリ「755」で3人組ユニット「ヒロウモンズ」のメンバーとして出演。公開ミーティングでファンと交流していた。その後自宅に帰った後に自ら命を絶ったことになる。