桂春蝶、公約未達成なら「鳴尾浜で落語」

来年2月7日、大阪・フェスティバルホールで芸能生活20周年記念の独演会を開催すると発表した桂春蝶=大阪市内
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 落語家の桂春蝶(39)が30日、大阪市内で「芸能生活20周年記念特別公演 桂春蝶独演会」(来年2月7日、大阪・フェスティバルホール)の開催を発表した。収容2700人の大ホールは初体験だが、大物ゲストを告知して集客する手段は取らない方針。「自分が20年間やってきた芸を見ていただきたいので今回は1人でやります。自信はもちろんあります。来てくださると信じています」と意気込みを語った。

 阪神ファンの春蝶は常々、「阪神が優勝したら甲子園で落語会」とブチ上げてきたが、今回は別の公約を用意。「2700人入らなかったら、鳴尾浜球場から始めます。鳴尾浜のマウンドで落語します。ファームで一からスタートします」と掲げた。

 同会場でただ1人の落語会経験者である立川談春(48)からは「何か自分の覚悟を見せないとダメなホール。誰もお前の落語を期待していない。精いっぱい背伸びしてやったらいい」とアドバイスされたという。

 「フェスバルホールと言えばこの人」と、次に相談した相手が歌手のさだまさし(62)だった。さだからは「絶対に背伸びはするな」と忠告されたという。「2人が矛盾していることを言ってるけど」と戸惑いながらも「愛情たっぷりの言葉をかけていただきました」と感謝していた。

 演目は「芝浜」「約束の海~エルトゥールル号物語」ほかを予定。「背伸びが『芝浜』で、等身大が『エルトゥールル‐』です。2人の最大公約数の形です」と春蝶なりの解釈を披露し、大舞台に挑む覚悟を示した。

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