「マッサン」社長夫婦 阪堺電車でPR
NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」に出演中の、タレント・西川きよし(68)と女優・夏樹陽子(61)が9日、ドラマの舞台である大阪・住吉を走る阪堺電車に乗って同作をPRした。
この日、国内現役最古の昭和3年製造の阪堺電車「モ161形車」車両とドラマがコラボしたラッピング電車が運行開始。西川と夏樹は、作品で主人公夫婦の雇い主「住吉酒造」の社長夫婦役を演じているが、2人とも幼少期に住吉界隈で育った縁もある。
西川は中学生時代に牛乳配達のバイトをした思い出を語り「小遣いもないのに、この辺をウロウロして遊びましてね。ナビなしでも歩けますわ」と懐かしんだ。現在は自宅で台本読みの練習をしていると、妻のタレント西川ヘレン(68)が寄ってきて「その言い方は違う!」と演技指導が入るといい「新喜劇時代の女優魂があるみたいで…。NHKにも家にも演出家がおるんですわ」と頭をかいていた。
夏樹も幼稚園から8年間を過ごした地元で、「ザリガニ釣りをしたり、住吉大社のお祭りに行ったりしましたね」と笑顔。西川が「あの電車(昭和3年製造)と同じぐらい昔ですね」とチャチャを入れると「まだ生まれてません!」とピシャリ。劇中同様に息のあった“夫婦”ぶりをみせ、西川は「今は夏樹さんにすっかりラッピングされてます」とはしゃいでいた。
会見後には大阪・天王寺までラッピング電車に乗車。車窓から住吉の町並みに「懐かしい!」と歓声を上げながら、沿道に手を振ってPRした。