外国人も道頓堀ダイブ ゴメスコール
阪神タイガースが18日、クライマックスシリーズファイナルステージで巨人に4連勝して9年ぶりの日本シリーズ進出を決めたことを受け、大阪・ミナミは街全体で東京での猛虎快勝劇を喜んだ。
道頓堀の中心部、戎橋付近には約3000人の虎党が集結。九回裏2死になって自然発生した「あと1人」コールは自然と「あと1球」コールへと変わり、阪神の9年ぶり日本シリーズ進出が決定すると拍手と大歓声が沸き起こった。
大阪のお祭り時の名物とも言える光景もやっぱり見られた。増員した大阪府警の警備の目をかいぐぐり、橋の東側から1人、また1人と道頓堀川に飛び込むファンが現れた。
女性も含む計50人以上が次々と歓喜のダイブを敢行。つられて飛び込んだ外国人には周囲から「ゴメス」コールが浴びせられた。全裸で飛び込んだ男性が警官に連行される一幕もあった。
黄色のユニホームを着込んだ大阪市在住の男子大学生(21)は「うれしいです。それだけです」と興奮気味。「いてもたってもいられず、ここに来ました。試合展開を見て、一回裏には家を飛び出しました」と喜びを語った。「リーグ優勝とは違うからな」という大阪市在住の30代会社員のように冷静なファンもいた。
ミナミはまさにお祭り騒ぎ。集まったファンによる「六甲おろし」やヒッティングマーチの大合唱がやむことはなかった。