松本明子 亡き母と“四文字事件”語る

 タレント・松本明子(48)が22日、関西テレビの情報番組「よ~いドン!」に生出演し、07年10月に他界した母・千恵子さん(享年77)の思い出や、芸能史に残る“四文字事件”などについて語った。

 千恵子さんはがんを告知されたが、高齢であることなどから、抗がん剤治療や手術を拒否。2年間の闘病の末、07年10月に亡くなった。松本には「アンタとおったら病気してること忘れんねん」と気丈に話していたという。

 松本は香川県高松市出身。3歳から、茶道、詩吟、日本舞踊など、8つものお稽古事をして育った。中学卒業後にアイドルを目指し上京。82年、オーディション番組「スター誕生」でグランプリを獲得。華々しく芸能界デビューを飾った。

 芸能界入りに反対した父親に「アッコの夢を叶えてあげてください」と土下座して頼んだのが千恵子さんだった。歌手デビュー後はレコードを大量に買い占め、売り歩くなど、娘思いの母だった。

 84年、松本はフジテレビの深夜番組の生放送で、放送禁止用語を叫ぶという大事件を起こす。この“四文字事件”でフジを出入り禁止となり、他局での仕事も激減。事務所からは長期謹慎処分が下った。

 事件のきっかけは、共演の片岡鶴太郎が「この4文字を叫べばスターになれるぞ」と松本の緊張をほぐそうとしたジョーク。真に受けた松本が、下ネタ4文字を叫ぶ大失敗を犯した。事件後、落ち込んだ松本に千恵子さんは電話で「良かったやんか、有名なれて。ピンチはチャンスに変えなあかんで」と励ましたという。

 松本は「父が他界し、後を追うように母が(亡くなりました)」と明かし、「たまたま私が(故郷の)高松でキャンペーンをやっている時に、母危篤の知らせがあって。東京の病院に入院し、(ベッドに)横たわっていた母と電話で話して。母は私の声を聞きながら、逝きました…」と回想。亡き母への感謝の思いを明るい笑顔とともに語っていた。

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