有村架純 過去に抱えた“復讐心”とは
女優の有村架純(21)が1日、大阪市内で、主演舞台「ジャンヌ・ダルク」(15-18日、オリックス劇場)のPR会見を開いた。
「神の声を聞いた」としてフランス軍に参加し、イングランドとの「百年戦争」で奮戦した少女を描いた舞台。有村は「少女がどうしてそこまで戦い抜いたのかという根本的な理由を考えて、絶対に復讐心だったり、『この野郎、クソ野郎』みたいな恨みや憎しみを晴らすために戦い続けたんじゃないかという気がして…」と役作りへのアプローチを明かした。
有村自身、小学校時代に両親が別居し、母親に育てられた過去を持つ。「そこまで、人を殺すと言うほどではないですけど…、私も小学校のときは家庭の環境がそんなに良くなかったんで、いろんなことを我慢したし、許せないこともいっぱいあったんで…」と、過去に復讐心を抱えた経験を吐露した。
有村にとって、今作は舞台初出演。映画やドラマとの違いを「気持ちでお芝居するという点では変わらないですけど、感情をコントロールして下さいって言われました。映像は“寄り”のシーンがあるから、表情とかも伝わりやすいけど、舞台は“引き”のお芝居なので、言葉や発声でお客さまにわかるように伝えないといけない」と口にした。
10月にはすでに東京で22公演を終えた。「劇中で『ジャンヌが旗を振れば勝てる』っていうセリフがあるんですけど、私が一生懸命やってる姿を見て、キャストの方が『俺たちも刺激を受ける』って言って下さって…。少なからず私の気持ちが伝わってくれたっていうのは自分の中ですごく大きな変化だと思いました」と手応えを口にした。兵庫県出身の有村にとっては地元関西での公演には「家族や友だちも見に来てくれると思うんで、変な緊張感がありますね」と笑いながら話した。