たけし 強行出場の羽生を心配
「フィギュアGPシリーズ第3戦リーズ第3戦・中国杯」(8日、上海)
ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(19)=ANA=が直前の公式練習での激突、流血アクシデントを乗り越え、男子フリーで魂の演技を見せて、154・60点。合計237・55点で、2位に輝いた。1位は157・38点(合計243・34点)のコフトゥン=(ロシア)=。
タレント・ビートたけしは8日夜、レギュラーとして生出演したTBS系「新・情報7days ニュースキャスター」(土曜、後10・00)の中で、激突アクシデントにもかかわらず、強行出場した羽生について「ボクサーが殴られてダウンしたのと同じでしょ?オレは休ませた方がよかったと思うけどな」と心配した。
羽生がフリーに使用した楽曲「オペラ座の怪人」が大好きだというたけし。芸能界きってのボクシング通でもあり、今回の羽生のアクシデントについて「ボクサーと同じようにダウンして。立ってられないからダウンしたのと同じでしょ。それでなおかつ、ジャンプしちゃうんだから、オレは無茶なことするなあ、と思ったよ。オレは休ませた方がよかったと思うんだけど」と、羽生の不屈の演技には敬意を払いつつ、強行出場が身体に与えるダメージを心配していた。
また元テニス選手でスポーツキャスターの松岡修造氏は、テレビ朝日の中継番組にメーンキャスターとして出演。激突の瞬間をリンクサイドで目撃し、「これは滑るべきじゃない!」「アスリートとして、本当にやめてほしい!」とマイクを通して訴えた。
それでもリンクに立つことを決めた羽生の姿に「僕は、美しく見せることがフィギュアだと思っていましたが、これはとんでもないスポーツだなと今、思っています」と声を震わせていた。