ハウス加賀屋 統合失調症の実体験を熱演
お笑いコンビ・松本ハウスのハウス加賀谷(40)が20日、大阪市のNHK大阪放送局で行われた初主演ドラマ「悪夢」(Eテレ、12月5日 後9・00)の会見に出席した。統合失調症で10年間の闘病生活を経て、芸能界に復帰した加賀屋は、本作で統合失調症の主人公を演じる。
Eテレの情報バラエティー番組「バリバラ」(金曜 後9・00)が障害者週間(12月3~9日)に合わせて制作した特別ドラマ。加賀谷演じる統合失調症の主人公が、さまざまな障害のある人たちとの交流を通して、自分の障害を受け入れていく過程をコメディータッチに描いている。
加賀谷自身も統合失調症に悩まされ、99年から10年間の闘病生活を経て、芸能界に復帰した経験を持つ。「障害を持つ人に触れていない方は『障害者』というひとくくりのイメージがあると思う。それが少しでも柔らかくなればと思って撮影に挑みました」と心境を明かした。
本格的なドラマ初出演で主役を演じ切った加賀谷は今後の俳優業について、「何でも来いですね。相方の松本キックは僕よりもお芝居ができるので、バーターでお願いします」と笑いを誘った。同時に「経験として、すごく楽しかったです。今までお笑いで勉強したことが、少しは役立ったところがあるのかなと思います」と手応えも口にしていた。