三浦友和 健さんと“お酒”の思い出

 俳優の三浦友和(62)が22日、都内で映画「救いたい」の初日舞台あいさつを行い、82年公開の映画「海峡」で共演した高倉健さんとの秘話を明かすとともに「映画に対する思いみたいなものを少しでも継承していければ」と誓った。

 「海峡」は高倉さん、吉永小百合、森繁久彌さんら豪華キャストが勢ぞろいした東宝創立50周年記念作品。北海道・函館での撮影で3カ月をともにした三浦は「健さんとのエピソードは山のようにありますが、それは胸に秘めて…」と神妙な面もちながら「一つだけ」と口を開いた。

 「高倉健さんは、まったく一滴もお酒を飲まないと聞いていたのですが、1回だけ函館で(高倉さんが)『食事に行こう』と誘ってくださって。吉永さんと3人で、フレンチレストランを貸し切りのような形にしました。高倉さんのグラスにワインがつがれて、そしたら『僕も少しは飲むんですよ』って。意外性があって、人間味のある方でした」と思い出を語った。

 「救いたい」は、震災後の仙台の医療センターを舞台に、夫婦の絆を描く感動作。百恵さん(55)とのおしどり夫婦で知られ、いい夫婦の日にちなんで毎年実施される「理想の夫婦」アンケートで9連覇を達成した三浦は「かつてのジャイアンツみたい。相性のいい伴侶に恵まれたってことです。僕ケンカしたことないですよ」とノロケていた。

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