竹下景子 阪神・淡路大震災への思い
女優・竹下景子(61)が25日、神戸市内で行われた映画「劇場版 神戸在住」(来年1月17日公開)の完成披露試写会に主演女優の藤本泉(23)らと登場した。「阪神・淡路大震災20年/サンテレビジョン開局45周年記念作品」で、震災を知らない女子大生(藤本)たちが織りなす神戸へのオマージュとなっている。
99年から12年まで復興支援コンサートを開催し、05年から神戸大使も務める竹下だが「実は震災前の神戸はほとんどと言っていいくらい知りませんでした」と告白。毎年1月17日に神戸を訪れていたが「どこかで、震災前の神戸を知らない私がここにいてもいいのかしら」という思いを抱いていたという。
今回、神戸市内で被災した女性の役を演じたことで「神戸の街と神戸に住んでいらっしゃる皆さまに気持ちが少しでも近づけたのでは」と感謝の気持ちを表していた。
震災から20年という時の経過に驚きつつ、「藤本(泉)さんのように震災を実際には体験していない若い人たちもこの映画を通して、この街がどういうことを経験して、今を迎えているか、思いをはせる一つのきっかけになれば。何気ないですけど、大事なものが詰まっている映画です」とPRした。
サンテレビは阪神・淡路大震災から20年で映画公開日でもある来年1月17日、開局45周年記念ドラマ「神戸在住」をオンエアする。