顔見世興行初日 勘三郎さん追悼企画 

父・中村勘三郎さんをしのぶ「仮名手本忠臣蔵 七段目」で熱演する中村勘九郎(右)、七之助兄弟=京都・南座
7年ぶりとなる顔見世興行で「魚屋宗五郎」に出演した松本幸四郎=京都・南座
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 京都の年末の風物詩「吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」が30日、南座で初日を迎えた。今年の顔見世は、南座が23年ぶりに地舞台を総張替しての初めての興行で、「新檜舞台開き」と銘打たれた。

 昼の部は「藤十郎の恋」で開幕。中村扇雀(53)、片岡孝太郎(46)らが出演した。また「魚屋宗五郎」では、東京から7年ぶりの顔見世出演となる松本幸四郎(72)が、妹を想う主人公・宗五郎を演じた。

 昼の部の最後には、12年12月に死去した18代目中村勘三郎さんの追悼企画として、「十八世中村勘三郎を偲んで」との角書きで「仮名手本忠臣蔵 七段目」が演じられた。勘三郎さんの長男・中村勘九郎(33)と次男・中村七之助(31)の熱演に、満員の客席からは大きな拍手が沸き起こった。

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