秋吉久美子 安倍首相に「金をくれ」
女優の秋吉久美子(60)が2日、都内で主演舞台「おかあちゃん~コシノアヤコ物語~」の東京公演初日を前に取材会に応じ、チケットの売れ行きが悪いことを異例の告白。矛先は同い年である安倍晋三首相(60)に向けられ、“選挙をするなら金をくれ”と要求した。
この日は衆議院選挙の公示日とあって秋吉は「国の力を上げるには、国民の魂の力を上げないと。そのためには文化をもっと充実させないといけないんです」と政治家ばりに持論を展開した。
その主張は今回の舞台にも及び、「こんな(大きな)会場で大丈夫なのかしら。キャパ900弱なんだけど、正直、昼夜(公演)うめるのはすごく厳しい」と異例の発言。さらに、小規模の舞台や映画が手弁当で製作されている現状を嘆き、「金をくれ、ですよ。700億円もかけて選挙をやるなら、1公演3000万円でいいから出してほしい。『もうかったら返す』っていう形にすればいいじゃないですか」とまくしたてた。
舞台はNHKの連続テレビ小説「カーネーション」の題材にもなった、コシノ三姉妹の母・小篠綾子さんの半生を描いたストーリー。豪傑だった小篠さんを演じる秋吉は「テンションが上がりっぱなしです」と気合十分だった。