今年４月の雪崩遭難事故の影響でエベレスト登頂を断念したタレント・なすび（３９）のエベレストへのチャレンジ『エベチャレ』の模様が１５日に福島のローカルテレビで放送されることが１３日、分かった。福島市出身のなすびは、東日本大震災で被災した故郷・福島の復興を願い、エベレスト登頂に挑戦。しかし、４月１８日にエベレストで発生した過去最悪の雪崩遭難事故を受けて、断念していた。

　なすびは１３日、自身のフェイスブックを更新。１５日午後７時からテレビユー福島（ＴＵＦ）で「キラリ☆ふくしま『なすびエベレストに挑む～世界最高峰から届けたいふるさとへのメッセージ～』」として『エベチャレ』が放送されることを報告した。

　なすびは「最初からＴＶ番組になる事など、考えていませんでした。福島の事を忘れ去られてしまわぬ様に、福島から発信される前向きに取り組みが世間に届く様に、世界中に福島の声が響く様に、そんな淡くも拙い一縷の望みを抱き、批判や非難も恐れず、兎に角（とにかく）自分に出来る事、自分にしか出来ない事かもと、拳を掲げました。」と『エベチャレ』に込めた思いを説明。

　「御高覧頂けましたら幸甚に御座います。」と記した。

　なすびはエベレスト登頂を断念した際、フェイスブックで「残念で悔しくて、悔しくてたまらなくて、本当につい」と無念の思いをつづっていた。

　なすびは１３年初、エベレスト登頂に初挑戦。山頂まであと１００メートルの地点で断念した。１４年に再挑戦したが、標高５６００メートルのベースキャンプで無念の下山となった。