栩内被告裁判が結審 涙も

 覚せい剤取締法違反の罪で有罪が確定した「CHAGE and ASKA」のASKA(56)の愛人で同法違反(使用)の罪に問われた栩内(とちない)香澄美被告(37)の第7回公判が11日、東京地裁で開かれた。弁護人の最終弁論と栩内被告の最終陳述が行われ結審。弁論中には被告が涙ぐむ場面もあった。

 栩内被告は前回11日と同じ、上下紺のスーツで入廷した。弁護人は、ASKAによって薬物を体内に混入させられたというこれまでの主張の要点を述べながら「被告はむしろ被害者」との見解を示した。

 その上で、ASKAの証人申請を裁判所が却下したことを「真実の発見を拒否した。遺憾の極み」と批判。「結論ありきの判決をしないよう、速やかに無罪判決を出すようお願いしたい」と述べた。

 途中、「被告人がなぜ146日間も身柄を拘束されてもなお否定し続けたか。真実を貫く信念がないとできない」と主張した際には、栩内被告はこみ上げるものを抑えきれない様子で目をしばたたかせ、鼻にハンカチをあてた。

 その後、裁判長から「何か最後に言いたいことはあるか」と促された栩内被告は「私は自分の意思で覚せい剤を使用したことは一度もありません。今までお話ししたことを信じていただきたいと思います」と淡々と話し、今年7月22日の初公判から約5カ月で結審を迎えた。

 判決は来年1月13日に言い渡される。

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