イモ欽トリオ再結成 35年目初ライブ
80年代に大ヒット曲「ハイスクールララバイ」(81年)などでお茶の間の人気者となった「イモ欽トリオ」が結成35年目にして初ライブを行うことが24日、分かった。メンバーで俳優の長江健次(50)が、来年1月24日に神戸で行われる公演への思いを語った。
イモ欽トリオは08年に行われたイベントで、一度限りの“再結成”を果たし、2曲を披露したが、ライブは全活動期間を通じて、今回が初めてとなる。
イモ欽トリオは萩本欽一司会のフジテレビ系人気バラエティー「欽ドン!良い子悪い子普通の子」から生まれたユニット。長江は81年、フツオ役でデビュー。番組内でヨシオ役の山口良一、ワルオ役の西山浩司と「イモ欽トリオ」を結成し、シングル「ハイスクールララバイ」(作詞・松本隆、作編曲・細野晴臣)は150万枚の大ヒットとなった。
再結成ライブは長江が新春にプロデュースする7日間のライブ&トークイベント「長江健次Cafe vol.2」の最終日で実現する。
長江は「イモ欽トリオがお客さんの前に立って有料ライブを行うのは今回が初めてです。これまで屋外でのキャンペーンなど無料のフリーイベントで歌ったことはありましたが、実は今回が初ライブになるんです」と意外な事実を明かした。
その背景には、阪神・淡路大震災から20年という節目の年、発生翌日から始める1週間公演を、自身の出発点となった“伝説のユニット”で締めくくりたいという被災地への強い思いがある。「神戸を盛り上げたい」という思いに賛同し、親交のあるフリーアナウンサーの宮根誠司(20日)や落語家・桂ざこば(23日)ら多彩なゲストも駆けつける。
初ライブに先駆け、大みそかにはテレビ東京系全国ネット「年忘れ日本の歌」でイモ欽トリオが「ハイスクール~」を生放送で歌う。長江は「(節目の2015年は)紅白に出る準備もできています!!」と、さらなる飛躍を誓った。