サザン ライブで紅白“騒動”をネタに
サザンオールスターズが27日、横浜アリーナで9年ぶりの年越し公演「ひつじだよ!全員集合!」をスタートし、特別枠での出場が報じられているNHK「紅白歌合戦」について初めて言及した。
サザンとしては昨年9月22日に全国ツアーを打ち上げて以来となるファンの前への登場。年末にして今年最初のステージでリップサービスがさえ渡った。
25日には紅白の柴崎哲也チーフプロデューサーがサザンの出場について「出ません」と発言し、その1時間後に「現時点では」と訂正するドタバタ劇が起きたばかり。この日はMCで桑田佳祐(58)自らが「紅白ね…」と切り出し、続けて「出ません!」と否定した。
出場宣言を期待していた会場はショックから静まり帰ったが、すぐさま「今のところはね!」とドヤ顔で笑わせ、自ら“騒動”をパロディーに。最後も「また会いましょう!(31日の公演を中継する)WOWOWとか、NHKとか…あっ」と、すっとぼけながら退場し、出場をにおわせていた。
ライブは9年ぶりの年越し公演。新旧の34曲で盛り上げ、「LOVE AFFAIR~秘密のデート~」では20代美女を客席から呼び込み、肩を組みながら歌うサザン初の大サービスも行った。
今年は1月から、来春発売予定の05年以来となる新作アルバム制作に尽力。桑田は「来年はせっかくアルバムが出るんだから…北海道のひとぉ~?また会えるかもね」と来春以降の全国ツアー開催を示唆した。
年越し公演は31日までの4日間(29日のみ休演)で、バックステージ席を設けるなど計6万人を動員する。