脳梗塞で入院していたタレントの磯野貴理子が２８日放送の「はやく起きた朝は…」（フジテレビ系）で約２か月ぶりにテレビ復帰を果たした。

　森尾由美、松居直美との３人がテーブルを囲んで話すスタイルのトーク番組で、磯野が指定席のセンターの位置に座った状態で「おはようございます」と番組はスタート。「おかえり」と声をかけられる、笑顔で「ただいま」と手を振った。

　「本当、ご心配をおかけしました。２人にも。戻ってこれたね。うれしいよ。素直にうれしいよ。ここに座ってること自体も信じられない。本当、うれしい」。

　素直に、はっきりとした口調で喜びを表現し、順調にリハビリが進んでいることをうかがわせた。入院中はスタッフを通じて、視聴者から届いた激励メッセージを受け取っていたことを明かし、「ベッドの上で読みましたから。すごいしみました。助かった。病気のこともよくわかんないし。『知り合いで同じ病気になった人もいますよ貴理子さん。でも、なんとかして治ってちゃんと仕事も復帰して今まで通り頑張ってます』って聞くとほっとするじゃん」と感謝した。職場復帰できるかを思い悩み、胃を悪くする人が多いため、胃薬も飲んでいることも明かした。

　ただ、療養中、「はやく起きた朝は…」を「毎週は見てない」と告白。再会した際に涙を流したという松居は「えっ？それ、おかしいでしょ」と顔を曇らせる中、磯野は「見るのがつらい。まぶしいわけ。２人が輝いて見えて、向こう側の人みたいなね。あっちにいけるのかな、という気持ちになった」。入院中の複雑な心境もつまびらかにした。

　磯野は１０月２３日に脳梗塞のため緊急入院。今月７日に退院していた。