ＮＨＫ紅白歌合戦で審査員を務めた女優・黒柳徹子（８１）が３１日深夜、東京ドームで行われたジャニーズカウントダウンコンサートにゲスト出演。“パトカー”で会場に駆けつけるサプライズで５万５０００人の度肝を抜いた。

　会場にサイレンが鳴り響き、「警視庁」と書かれたパトカーが到着すると会場が騒然となった。事件が起きたのかと５万５０００人が見守る中、車から降りてきたのは黒柳だった。

　ＮＨＫホールから駆けつけた黒柳は自前のど派手なピンクドレスで登場。「急いでこようと思ったらパトカーに捕まって、『急いでいるんです』といったら乗せてくれた」とジョークを交えながらステージに駆けつけた。

　携帯電話など私物を公開するなどやりたい放題の黒柳は、「皆様、あけましておめでとうございます。紅白にいたんですよ。白組勝ちました」と生報告すると、「嵐、がんばりました。白組に入れたかったんですけど、『憎まれるから赤にしなさい』といわれ赤にしました」とホットな裏話をドームに届け、会場に笑いを巻き起こした。

　コンサート出演は今年３５周年を迎える歌手・近藤真彦（５０）との親交が深いことから実現した。黒柳は「１６歳ごろから知ってるけど、どうなることかと思った」といい、「３５周年、本当におめでとう」。パフォーマンス復帰したタッキー＆翼の今井翼（３３）をステージで見つけると、「元気そうでよかったね」と声をかけていた。

　ステージでは、マッチがエンジン音を響かせながらバイクでど派手に登場した。５０枚目シングル「Ｌｅｔ’ｓ　Ｇｏ！」を歌い、「そのまま去って行っちゃおうかとおもっちゃった。気持ち良かった」と本人発案の演出にご満悦。新年を迎えてからはマッチメドレーで魅了。マッチはデビュー曲「スニーカーぶる～す」など十数曲を熱唱し、今井には「翼が帰ってきてくれたのがうれしい」と喜んでいた。

　今回は長年にわたり生中継していたフジテレビが放送を見送った。これまで中継に合わせてトークを進めていた進行役のＫｉｎＫｉ　Ｋｉｄｓの堂本光一（３６）は、「今年はフジテレビの中継がないので」とカウントダウンまでの進行の違いをコメントする場面もあった。