ＮＨＫ連続テレビ小説「マッサン」（月～土曜、前８・００）でヒロインのエリーを演じる米女優シャーロット・ケイト・フォックス（２９）が１０日、商売繁盛の神様として親しまれる大阪・今宮戎神社の宝恵駕籠（ほえかご）行列に参加した。

　駕籠に乗ったシャーロットは「プリンセスのようでした」と上機嫌。沿道のファンから「エリーさ～ん」と役名で呼ばれると手を振って応えていた。同行事については「何が起こったか全然分からないくらい知らなかった」と苦笑するが「すごくすばらしかった。特に子どもたちの笑顔がうれしかった」と喜んだ。

　日本文化に触れて「とっても豊かで深い感じがします。アメリカのお祭りよりもいろんな意味があると感じました」という。自身の幸福祈願については「この仕事を続けられるようにしたい。ずっと日本にいられるようになればいい。それが幸せです」と明かした。上達した日本語で「お母さん、たぶん、怒っている」と言いながらも日本での女優業継続を熱望した。

　この日放送分の「マッサン」で泉ピン子演じる姑役の早苗が死去。「今日の回を見て、ピン子さんにまたすごく会いたくなりました」と再会を希望。ピン子からはさまざまなアドバイスをもらい、今も手紙や電話で励ましてもらっているという。「プレゼントもいっぱいいっぱいもらいました。一番のお気に入りは美しいスカーフです」とうれしそうに話していた。

　宝恵駕籠行列にはほかに歌舞伎俳優・中村鴈治郎（５５）、お笑いタレント・坂田利夫（７３）らも参加した。