お笑いコンビ、ナインティナインの岡村隆史が２３日未明放送のラジオ「オールナイトニッポン」（ニッポン放送系）で、１９日に復帰ライブを行った元極楽とんぼ・山本圭壱について語った。

　山本がかつて出演していたバラエティー番組「めちゃ×２イケてるッ！」（フジテレビ系）のカメラが、山本のライブをドキュメンタリー的に撮影していたのではないか、といううわさが出ていたが、同番組のメーン出演者である岡村は「臆測を呼んでね。めちゃイケ（のカメラが）回ってるんちゃうかってね。まったく回ってないですよ」と完全否定した。

　トークでは山本を擁護する訳ではなく、一定の距離から見守るというスタンスの発言が続いた。

　不祥事からの復帰が許されることから「芸能界は甘い」という指摘もあることに、「芸能界って甘いところなんです」と断言した。その上で、「薬やっても復帰できるところやし、歌を歌う人もいるし、甘いっちゃあ甘いところなんですけど、ちょろいところではない」と持論を展開。テレビ番組などに山本が完全復帰することの難しさを表現した。

　岡村も体調不良のため、芸能活動を約半年間休んだことがある。「半年休んだらクビになるっていう（ことも）、普通の企業なら考えられる。僕の場合は相方が守ってくれましたから、城（番組などの居場所）の方を」と芸能界の住人であるがゆえに復帰できたことを認めつつ、第１６第アメリカ大統領、エイブラハム・リンカーンの言葉を引用した。

　「転んだ君に興味はない。どうやって起き上がるかに興味がある」

　岡村は「リンカーンの言葉をぶつけておいて、さっと引こうと思う」と今後の事態を静観する構えを見せた。