アナ雪効果 興収4年ぶり2千億円突破

 日本映画製作者連盟は27日、都内で新年恒例の記者会見を行い、2014年の映画概況を発表した。

 岡田裕介会長(65)は「“アナ雪”で(劇場への客入りに)速度がついて、他の作品へ影響した」と分析。興収254・8億円のヒットを記録したディズニーのアニメ映画「アナと雪の女王」の“アナ雪効果”もあり、邦画と洋画を合わせた興収総額が前年比6・6%増の2070億円と4年ぶりに2000億台を突破し、東日本大震災前の水準に回復した。昨年4月の消費税増税の影響はみられなかった。

 興収総額のうち邦画が占める割合は58・3%で、洋画を7年連続で上回った。邦画の興収1、2位は山崎貴監督の2作品「永遠の0」「STAND BY ME ドラえもん」で、いずれも興収80億円超え。アニメが上位10本中6本を占め、岡田会長は「映画はスターが支えてきた。今の若い人はアニメから出てくるスターに集まるようになってきたのではないか」と語った。

 洋画で30億円を超す大ヒット作は「マレフィセント」「GODZILLA ゴジラ」など5本にとどまった。

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