ももクロ 127劇場で舞台あいさつへ

 ももいろクローバーZが27日、都内で行われた主演映画「幕が上がる」(2月28日公開)の完成披露試写会に登場し、上映される全127劇場で舞台あいさつすることを発表した。主演俳優のキャンペーンとしては史上最多回数という。

 ももクロに伝えたのは、客席後方で試写を見ていた米ヤンキースの田中将大投手(26)。爆笑するももクロと、ファンの歓声を浴びながらサプライズで登壇し「自分の高校時代を思い出しました」と映画の感想を語った後にドラムロールの音に乗せて発表した。

 舞台あいさつの総移動距離は地球1周分をはるかに超える5万キロ。2月13日から3月15日にかけて、メンバーが散り散りになりながら北海道から沖縄まで日本全国を巡る。

 座席数100人ほどの小規模劇場もあり、静岡県出身の百田夏菜子(20)は「私のような地方民としては本人が自分の家の近くに来る喜びを知っているので楽しみです」と、やる気十分だ。

 5人は原作者であり、劇作家の平田オリザ(52)から演技指導を受け、本作が本格的な演技初挑戦。劇中では全国大会を目指す演劇部員を演じる。有安杏果(19)は「演技という表現方法と仲良くなれた」と喜んだ。

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