たかじんさん冠2番組が存続審議対象に

 関西テレビの福井澄郎社長が29日、大阪市内で新春会見を開き、昨年1月に他界した歌手でタレント・やしきたかじんさんの冠番組「たかじん胸いっぱい」(土曜、正午)の継続について「3月の改編発表までに結論が出るだろう」と明言を避けた。

 同番組は1994年にスタートした、たかじんさんの冠番組では最長寿番組。今年に入ってからも2けた視聴率をマークしている。ただ、同社長は継続について「私が編成部長の時に立ち上げた愛着ある番組だが、当社では全て編成に一任している。3月の改編発表までに結論が出るだろう」と話すに止めた。

 同局幹部は、同局が視聴率全局3位からの脱却を目指し、今年4月改編で大幅な番組刷新を行うことを説明し、「-胸いっぱい」も継続審議対象となっていることを認めた。

 たかじんさんの冠番組は、現在、在阪テレビ3局が放送。今月に1周忌を迎え、冠名使用や放送自体の継続に関して、各局トップの新春会見での発言に注目が集まっていた。

 今月16日には、読売テレビの望月規夫社長が、安定した2けた視聴率をキープしている「たかじんのそこまで言って委員会」(日曜、午後1・30)の冠継続を表明。しかし、26日に会見したテレビ大阪の青山高博社長は「たかじんNOマネーBLACK」(土曜、後1・00)に関して「番組の継続も含め、総合的に検討中。0ではない」と早ければ今年4月改編での番組終了の可能性も示唆した。

 これで冠3番組中、2番組が4月以降の継続が微妙な情勢となった。

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