たかじんさん妻「本は後悔してません」
昨年1月3日に他界した、歌手でタレントのやしきたかじんさんを「偲ぶ会」が3日、大阪市内の2カ所で開かれた。同市内のホテルには、妻のさくらさんをはじめ、作家・百田尚樹氏ら約150人が集まった。一方、たかじんさんが生前に使用していたライブハウスには、実弟や旧知のミュージシャンら約130人が集結した。
1周忌が正月三が日にあたるため、いずれも月命日のこの日に行われた。
ホテルでは「TAKAJIN MEMORIES 2015」と銘打った会合が非公式で行われ、キャスターの辛坊治郎氏(58)が司会を務め、さくらさん、百田氏らが出席した。
現在、さくらさんの証言を基に百田氏が著した「殉愛」が訴訟騒動となっているが、出席者によるとスピーチに立ったさくらさんは「ご心配をおかけして申し訳ありません。本のことは後悔してません」と語っていたという。百田氏は「お騒がせしてます」と話したが、騒動の詳細までは語らなかったという。
さくらさんは出席者に「夫がお世話になりました」と述べ、最後は皆で、たかじんさんの代表曲「やっぱ好きやねん」を合唱した。
一方、ライブハウス「umeda AKASO」では、実弟もあいさつに立った。たかじんさんについて「外では疎遠的な物言いをするが、家族を大事にしてくれた」と絆が深かった素顔を紹介していた。