クマムシ ファンにネタ降臨の瞬間明かす
お笑いコンビ・クマムシが5日、都内で、持ちネタを楽曲化したシングル「あったかいんだからぁ♪」発売記念イベントを行い、ネタの誕生秘話を明かした。
ファン200人から「かわいい~♡」の黄色い歓声が飛ぶ中、歌担当の長谷川俊輔(29)は、ドラッグストアでバイトをしていたときに誕生したと告白した。「棚おろしの作業をしていて、コーンスープの数を数えていたときに♪特別なス~ウプ…とメロディーが降りてきたんです。そしたら、スープに『あったかい』って書いてあった」とネタ降臨の瞬間を明かし、いかつい風貌からは思わぬ高音ボイスで「あったかいんだからぁ~」と美声を響かせた。
2人は毎年輩出される歌ネタブレーク芸人として注目されており、レコチョクでは1月20~27日までの週間ランキングで着うた、シングル、着ボイスなど4部門で1位を獲得。思わぬ好調ぶりに驚いたレコード会社が、当初3000枚の出荷予定だったCDを2万枚に増プレスした。
ライバルを聞かれると、長谷川は「バズーカーさんって言わせたいの?」と、同じ歌ネタ「ラッスンゴレライ」で話題のお笑いコンビ・8.6秒バズーカーを意識。「現場でよく一緒になる。(スマホアプリの)ラインでもよく連絡します。仲いいんですよ」と共闘を誓い、エアギター担当の佐藤大樹(26)も「いつかコラボしたい」と意欲と見せた。
長谷川は今年の目標について「やっぱり紅白(歌合戦)ですね」とキッパリ。「しかも、大トリで!ライバルは松田聖子さんです」とぶち上げた。
作詞作曲はクマムシのクレジットになっており、CDの印税は折半するという。多くの部分は長谷川が作ったネタのため、佐藤は「懐も、あったかいんだからぁ♪」と感謝。佐藤は飲食業界の社長令嬢(25)と家賃40万円の家で暮らしており、自身は3000円しか払ってないことも明かし「これがヒモノミクスです」と、なぜかうれしそうだった。