橋下氏の“激論リング”に挑戦者現る!

 大阪市の橋下徹大阪市長(45)が、11日にMBSのニュース番組「VOICE」(午後6・15)に生出演し、大阪都構想に関して自民党大阪市議団の柳本顕幹事長と公開討論を行うことが決まった。

 今年5月に是非を問う住民投票が行われる流れとなって以降、初めて反対派との“直接論戦”が実現。10日、橋下氏は「反対派が変な理屈をつけて逃げ回る中、柳本さんが応じてくれた。有権者のためになる」と述べた。

 大阪市役所で登庁時に、テレビ公開討論に関して問われた橋下氏は「互いにどう主張をするかは当然決めていないので、番組内で真摯に議論する。柳本さんは具体的に問題点を言ってくださる」と歓迎。「今回の住民投票は有権者にきちっと、僕の態度、振る舞いも含めてみていただき、判断していただきたい」と話した。

 これまで橋下氏は、住民投票がほぼ確実となったことを受け「僕ひとりでしゃべるわけにいかないので、反対派と一緒になって論じて、有権者に判断してもらいたい」と反対派に広く“対決”を呼びかけている。

 しかし、都構想などを巡りバトル状態にあった内閣官房参与で京都大大学院教授の藤井聡氏(46)に公開討論を求めるも、藤井氏は「公権力者による言論封殺」として拒否。名乗りを上げる“対戦相手”が見当たらない状況だった。

 この日、藤井教授に討論に応じる意思がないことを問われると「ああ、もういいです、それは」とバッサリ。「柳本さんが応じてくれるので、しっかりやりますよ」と腕を回していた。

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