お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が１３日未明放送のニッポン放送系ラジオ番組「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」で、１人話芸日本一を決める「Ｒ－１ぐらんぷり」が歴代優勝者の一部を大事にしていないと嘆いた。

　岡村が気になったのはオープニングだった。歴代の優勝者や決勝大会出場者の映像が流されたが、その中に、一部の優勝者のものがなかったと指摘した。一方、優勝していなくても人気タレントの場合は映像があったことも気になった。

　「過去をさかのぼって、第１回目からこんな人がとってますよ、っていうのがあってのファイナリストやったら分かるんですけど…。チャンピオンなのに、出てこない人がいるんです。例えば三浦マイルドとか」

　三浦マイルドは２大会前、１３年の優勝者。道路交通警備員のネタなどで評価を受け、薄い頭髪を生かした「マイルドフラッシュ！」というギャグもインパクトがあった。岡村は「三浦マイルド。確かにチャンピオンなったよな。マイルドフラッシュ言うて一瞬やけどはやったやん」と振り返った。さらに、０９年に優勝した中山功太についても「出てけえへん」とぼやいた。

　岡村は「チャンピオンが見たときに、自分がチャンピオンとして（映像に）入ってなくて、ファイナリストが入ってる。あれ、見たときすごい傷つくよ」と当事者を思いやり、放送した関西テレビや製作会社に対して「短くても入れてあげないと」と改善を訴えた。

　自身も映画「岸和田少年愚連隊ＢＯＹＳ　ＢＥ　ＡＭＢＩＴＩＯＵＳ」でブルーリボン賞新人賞を受けたときに、いつのまにかリストから外されて報じられた経験があり、「オールナイトニッポン」でたびたび受賞歴を主張してきた。その経験も踏まえて「だから、僕はここで発表してるんです。三浦マイルドもチャンピオンなりましたよって」とＰＲしていた。