マッサン 最後のスタジオ収録は号泣
NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」の最後のスタジオ収録が19日、大阪市のNHK大阪放送局で行われ、終了後にクランクアップセレモニーが行われた。
昨年5月に始まり、連日深夜まで続いたスタジオ収録は、この日も予定を3時間以上延長。朝ドラ初の外国人ヒロインを演じたシャーロット・ケイト・フォックス(29)は、ヒロイン・エリーの臨終シーンを演じきり、撮影が完了すると、夫役の玉山鉄二(34)と抱き合って号泣した。
セレモニーでは、フォックスは日本語のスピーチを用意していたが「涙で全部飛んでしまいました。ゴメンナサイ」とわび「マッサンで育てていただいたこの経験を持って帰りたいです」と感謝した。
昨年2月に日本語が全く話せない状況で、米国に家族を残して単身来日。8月ごろには過酷な撮影日程に体力が限界を迎えた時期もあったといい「この日が来るとは信じられません」と感慨深げに話した。「今は家族に会いたい」とフォックス。
近く北海道・余市町でのロケで全収録が完了し、3月に一時帰国した後に、放送終了まで全国で感謝イベントなどに出席する予定。
今後は米国に戻っての活動となるもようだが「日本でのお仕事があればぜひ。私は旅人なのでタイやポーランドでもオーストラリアでも、どこでも行きたいです」と笑顔で語っていた。