「マッサン」台本にないキスに玉山驚く
NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」に出演する玉山鉄二とシャーロット・ケイト・フォックスが21日、同局の「土曜スタジオパーク」に出演。朝ドラでは珍しいキスシーンについて、シャーロットのアドリブだったことなど、撮影秘話を披露した。この日は北海道・小樽市からの公開生放送だった。
番組では2人がお気に入りのシーンを紹介。玉山は、子供が産めないエリー(シャーロット)が政春(玉山)に別れを切り出したシーンを挙げた。
「エリーがおったら、わしゃ何にもいらん」と訴えたマッサンの顔を見つめ、エリーは涙を流しながら「アイラブユー」と口にし、優しくキスをする。
このシーンについて、玉山は「台本にキスをするというト書きが何もなかった」とキスがシャーロットのアドリブだったことを明かし、「朝ドラはキスシーンは基本的にはあまり表現することが少ないんですよね。だから『まさか』と」と驚いたことを告白した。
大事なシーンだったため、当日はテストもなくぶっつけ本番でカメラを回したところ、「いきなりシャーロットからキスをしていただけたんで」と照れ笑い。カットの声が上がった後、シャーロットは「ごめんなさい、ごめんなさい」と現場で謝りまくっていたという。
これに対し、シャーロットは「最初からキスしようと思ってた。結婚してるんだし、愛し合ってるなら、キスしないなんて、おかしいです。やらしいとか、全然考えずにキスしました」と話した。
この日放送された「マッサン」でもキスシーンがあったが、玉山は「あれも(シャーロットの)アドリブです」と照れ笑いで明かした。
一方、シャーロットのお気に入りは夜、布団の上で2人が手を握り語り合うシーン。
政春「結婚してよかった。エリーと。わしゃ、幸せもんじゃ。エリーのためにも絶対夢叶えるけん」
エリー「マッサンの夢は私の夢」
このシーンについて、シャーロットは「『マッサン』の全てがこのシーンに集約されている」と話した。
シャーロットは撮影を振り返り、涙をぬぐう場面もあった。