8・6秒一発屋説を大先輩・文枝が否定
「ラッスンゴレライ」のリズムネタで大人気の通称“ハチロク”こと、お笑いコンビの8・6秒バズーカーが21日、大阪・インテックス大阪で行われた「日本女子博覧会」に登場し、オープニングで初共演した落語家の桂文枝(71)が応援団長に立候補するなど大絶賛した。
おそろいの赤いシャツにサングラスを着用してノリノリの文枝に対し、田中シングルが「ちょと待てちょっと待て師匠さん~」と絡むラッスンゴレライのネタを披露。大いに会場を盛り上げた。
出番を終えて会見に応じた文枝は「一緒にできたことは、何よりも念願かなってうれしかった」と感激。「もう一度でも二度でもコラボしたい」と再共演をラブコール。「できれば落語を『ラッスンゴレライ』で」と本業での活用にも意欲を見せた。
文枝自身もデビュー10カ月でMBSラジオ「ヤングタウン」にレギュラー出演。その半年後には大ブレークした経験を持つ。結成1年未満で人気が爆発したハチロクを「10カ月で出てくるというのはすごいこと」と称賛。「ずっと頑張って長くこの世界にいてもらえたらなというメッセージを送りたい」と熱く語った。
2人には「自分が商品である、商店主であるという気持ちをもって、体に気をつけて、寝る間も惜しんでネタを考えるくらいで」とアドバイス。「『ラッスンゴレライ』をやりながらもいろんなネタをつくってほしい。いつまでもウケるとは限らないわけですから、休んだり走ったりしながら頑張っていかないといけない」と“金言”を授けた。
周囲から“一発屋”で終わることを心配され、多くの先輩芸人から厳しい言葉も浴びせられているハチロクだが、文枝は2人の将来性について「めちゃめちゃあります」と即答。「今までと違うし、リズム感もいいし、ネタの運びもおもしろい」と“生き残り”を確信する根拠を説明。「僕が力になれることは何でもしてあげたい。応援団長をやりたいです」と全面バックアップまで約束した。
大師匠からお墨付きを頂戴した2人は「ありがとうございます」と隣で恐縮しきり。田中は「僕らは今、仕事をパンパンに入れていただいているので、何が何やら分かっていない状態。そんなことではダメだと。ちゃんと僕たちが自分をプロデュースしてというのをやっていこうと思いました」と文枝の言葉をかみ締めていた。