橋本愛 岩手弁に悪戦苦闘
女優の橋本愛(19)が21日、大阪市内で行われた主演映画「リトル・フォレスト 冬/春」の舞台あいさつに森淳一監督(48)とともに登場した。
同作は「月刊アフタヌーン」に連載された五十嵐大介氏の人気コミックを実写化。都会で自分の居場所を見つけられないヒロインが故郷の山村に帰り、自給自足の生活を送りながら生きる力を充電していく物語。原作の舞台と同じ岩手県奥州市で約1年間にわたるオールロケで撮影された。
主人公・いち子役を演じる橋本は全編ナレーションにも挑戦しているが、岩手の方言に悪戦苦闘。「しょっちゅうかんで、しょっちゅうイントネーションを間違えていました」と告白した。
岩手地方で「怠け者」を意味する「かばねやみ」という方言に関しては「今でも言えないです」と苦笑い。熊本出身の橋本は「全然、覚えてくれなくて戸惑ったことも何度もありました。本当にきつかったです。大変でした」と振り返った。
同作には岩手を中心に東北地方の人が多く出演。セリフのある人は現地でオーディションを実施したというが、森監督は「何を言っているか分からないくらいの方言の人はほとんどが地元の方です」と明かしていた。