池上季実子、三津五郎さんの死を悼む
歌舞伎俳優の坂東三津五郎=本名・守田寿(もりた・ひさし)=さんが21日午前2時3分、すい臓がんのため都内の病院で亡くなった。59歳だった。13年9月にすい臓がんの切除手術を受け、闘病していた。
三津五郎さんのいとこで女優・池上季実子(56)は22日夜、所属事務所を通じて哀悼のコメントを発表した。三津五郎さんの母と池上の母が姉妹で、幼いころから「お兄ちゃん」と慕っていたという。
【以下、池上のコメント全文】
私にとっては「お兄ちゃん」 歌舞伎界にとっては、又、1つ、大事な存在を失いました。
中学の頃は居候の様に、よく、9代目三津五郎宅に泊まりに行ってたので、お兄ちゃんを筆頭とする兄妹と時間を過ごすことも多く、最近では毎年、ゴルフ合宿したり…お兄ちゃんがバーベキューの焼き係りをしてくれたり…去年の夏もです…色んな思い出がぐるぐるまわっております。
1月末からインフルエンザにかかり、入院。そこから、ほんと、あっと言う間でした。残念です! どうして?どうして、お兄ちゃんなんでしょう? 3日前はこんなじゃなかった!と思う程、体調が悪くなっていきました。亡くなる2日前に「じゃあね、またね」と手を握って挨拶を交わしたのに…
故人の希望により、お通夜無し、身内のみで過ごし、皆様には25日告別式となりますが どうぞ、どうぞ、ご理解下さいませ。
長男、坂東巳之助が喪主、まだまだ25歳になろうとする若輩者ですが、十代目三津五郎亡き今、皆で支えて行きたいと思う次第です。
池上 季実子