マッサンヒロイン 全撮影終え充実の涙
NHK連続テレビ小説「マッサン」(月~土曜、前8・00)が23日、北海道余市町のニッカウヰスキー北海道工場余市蒸留所で全撮影を終えた。主人公夫婦を演じた俳優の玉山鉄二(34)と米女優シャーロット・ケイト・フォックス(29)に花束が贈られた。
朝ドラ史上初の外国人ヒロインを演じ切ったフォックスは「本当に皆さんに感謝の気持ちが湧いてきました。北海道、そして日本で多くの人にお会いして、第二の故郷ができた。二つ目の家族ができたようです」と“完走”に充実感を漂わせた。
フォックスは19日にNHK大阪放送局で行われた最後のスタジオ収録終了後には号泣。この日も玉山への感謝の言葉を口にしながら「本当に泣きたくてどうしようもないんですけれど。エリーいつもいつも泣いてる。シャーロットいつも泣いてる。本当に、本当に、ありがとうございました」と目を潤ませながらも最後は笑顔で締めくくった。
玉山も「いろいろ思い出が走馬灯のように駆け巡っていました」と感慨深い表情。「北海道の地を訪れて、道民の方々が笑顔で(役名の)『マッサン』『エリー』と声をかけ、温かく迎えてくださったことに、僕たちはすごくパワーをもらい、励まされました。余市の方々、そして道民の方々、本当にお世話になりました」とあいさつした。
最終回放送は3月28日。同日は大阪市中央公会堂でNHK大阪放送局主催の「『マッサン』最終回を見る会」が開催される。ライブ上映と玉山、フォックスら出演者によるミニトークショーが行われる予定。