堀江氏 因縁フジに「3チャン取るべき」
ライブドア元社長の堀江貴文氏が27日、TOKYO MXテレビ「5時に夢中!」に出演。不振が取りざたされるフジテレビについて「チャンネルがよくない」とバッサリ。低迷脱出の“起爆剤”として「3チャンネルを取るべき」と仰天のアイデアを披露した。
堀江氏はライブドアの社長だった10年前、フジテレビの買収騒動で世間をおおいに騒がせた。MCのふかわりょうから「もし、あの時、フジを買収していたら…」と聞かれると、「グローバルメディア企業になっていたんじゃないですかね。ニューズ・コーポレーションのように。ネット事業も強化してた(はず)」とFOXテレビやウォール・ストリート・ジャーナルなどを傘下に収めた米ニューズ-を引き合いに出して、ちょっぴり悔しさをのぞかせながら返答した。
そんな浅からぬ縁があるフジテレビの低迷ぶりについて水を向けられると、「チャンネルがよくない。8でしょ」と切り出し、「ザッピングしてたら、テレビ東京(7)の次でMX(9)の前でしょ。失礼かもしれないけど、場末感が漂ってる」と苦笑いしながら説明した。
MXの看板番組に出演しながらの発言に、ふかわも苦笑いだったが、堀江氏は「でもMXはものすごくいいんですよ。地デジになって一番よかったのはテレビ朝日、その次がテレビ東京、次がMX」とMXの健闘ぶりを評価し、「割を食ったのはフジテレビ」と続けた。
ザッピングがチャンネル選択に関係あるのか?の問いには、「だって今、このテレビ見よう、と思ってることなくないですか?」とインターネットなど多様な娯楽が出現したことで、テレビを取り巻く状況が厳しいことに言及。「だから僕は頑張って(フジは)3チャンネルを取るべきだと思うんですよ」と助言していた。