プリプリ、仙台にライブハウス建立計画
ガールズロックバンド「プリンセス プリンセス」が11日、2012年に東日本大震災の復興支援を目的に1年限定で再結成した際の活動収益金で、仙台市にライブハウスを建立する計画を発表した。震災から4年を迎えた同日に、グループの公式ホームページで発表した。
「プリンセス プリンセスからご報告」と題した同日付発表では、メンバー5人の思いとして「プリンセス プリンセスの音楽を通して集められたお金を、何か“音楽”にまつわる形で良い支援を行いたい」「継続的に出来る支援を行いたい」と説明。
そのうえで「仙台にライブハウスを建立(2016年 春頃オープンを予定)」「ライブハウスが運営されている限り、ずっと終わることなく支援」との計画を発表した。
ライブハウス建立の理由は、現在東北地方には、1000人以上収容できるライブハウスがなく、東北地方にアーティストが行けないということが起こっていると説明。
ライブハウス建立後の事業によって生まれた収益金の一部は「復興支援の為の活動に毎回寄付されます」としている。
プリプリは12年1月に東日本大震災の復興支援を目的に1年限定で再結成。同年に行ったコンサート、グッズ、CDの収益金を復興支援のため寄付すると表明した。
集めた寄付金は5億円を超え、これまでに1次寄付先の「岩手、宮城、福島の3県など」に1億7000万円、2次寄付先の「東北福祉大学」に3000万円を寄付した。
その後も使途を協議し、今回が3度目の使途発表となった。
プリプリはHPで「私達としては、このライブハウスが運営されている限り『ずっと終わる事なく支援が続けられる』という点においても、そして、音楽の力を信じている私達にとって『エンターテイメントを通して少しでも心の傷を癒す事ができる』という点においても、メンバー5人の理想の形とし 決断致しました」とコメント。
今後も新たな寄付先、使途を模索してゆくといい「この活動に賛同してくださった皆様に改めて感謝申し上げるとともに、4年が経った今もなお苦しみと戦っていらっしゃる方々と、復興にご尽力されている方々に心から真のエールをお送りしたいと思います」と記した。
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