冠二郎 口腔がんで大手術受けていた
演歌歌手の冠二郎(70)が17日、フジテレビ系「ノンストップ!」(月-金曜、前9時50分)の取材に対して一昨年12月、口腔がんで手術を受け、闘病していたことを告白した。
冠は2013年12月、口に違和感を覚えたため病院で検査を受けると「右ほほ肉のがんが見つかって」、口腔がんと診断された。8時間に及ぶ大手術を受けて右あごの下を大きく切開、また脚の筋肉を約30センチ切ってあごに移植したという。
約1カ月の入院を経て、現在では回復しているという。
冠は取材に対して、まず最近話題になった年齢詐称の件について話した。「48年間、1日たりとも心がやすまった日はない」と発覚を恐れながら過ごしてきた日々を振り返り、「皆さんをだましてきたことはつらかった。心から申し訳ありませんでした」と涙ぐみながら謝罪した。
年齢を偽っているため同窓会には出られず、墓参りも知人に会わないようこっそりするのが習慣となっていた。女性と付き合って年齢を言うのが怖く、結婚もできずに年を重ねたともいう。
そして、がんが分かった際、「一番怖かったのは死ぬこと。年齢が分かってしまうので」と、ここでも年齢詐称が心に重くのしかかったようだ。
冠はデビューから48年間、年齢を5歳若く称していたことが2月下旬発売の週刊誌で報じられ、今月14日の演歌イベントでファンに謝罪している。