堂本光一 再開舞台で事故を謝罪

 LEDパネルが倒れ、出演者ら6人が下敷きとなり負傷した東京・帝国劇場の堂本光一主演のミュージカル「Endless SHOCK」が、演出の一部を変更して20日午後6時開演の部から再開された。座長である堂本は冒頭、観客に「絶対あってはならない事故」と事故を詫びた。

 神妙な面持ちで舞台に立った光一は公演の冒頭、舞台上から「皆様もご存じのように、昨日、あってはならない事故が発生しました」と事故に触れた。

 続けて「SHOCKという舞台は15年やらせていただいておりますが、このような事故が起きたのは初めて」とこれまでの公演では安全を最優先に開催してきたことなどを説明し、「このようなことは絶対あってはならないこと」と力を込めた。

 5分にわたり、事故について説明した光一、事故翌日に早くも舞台を再開したことについて「今日幕を開けることができるのか…という部分もありました。批判を受けるかもしれないとの思いもありました」と悩んだことを明かし、それでも、作品の中にある『SHOW MUST GO ON(何があってもショーは続けなければならない)』の精神で「今日幕を開けることを決意しました」と話した。

 関係者によると、この日午前11時から出演者全員が参加し、安全を1つずつ確認しながら開演直前までリハーサルが行われた。再開された公演では可動式LEDパネルの使用を全面停止し、もともと使用していたつり下げ式のLEDパネルで対応するなど、演出の一部を変更した。

 また、出演者5人、スタッフ1人とされていた負傷者の中にジャニーズJr.の岸孝良(きし・たかよし)が含まれていたこともこの日、明らかになった。岸は、医師からこの日の出演の許可が出たため、休まずに出演した。その他アンサンブルの4人は加療のため休演するという。

 事故では2人が骨折、残る4人が打撲と診断された。負傷者は全員、19日中に帰宅している。

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