松本お笑いのパクリで持論「言わない」

 ダウンタウンの松本人志が22日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)でお笑いのパクリについて持論を展開した。

 中国でお笑いコンビ・アンジャッシュのネタが模倣、盗用されている、という話題を受けて発言した。お笑い関連で著作権を主張することについて、法律論は抜きとして、「笑いは無理よ」と主張した。その理由として、「どんどん笑えなくなるから。やる必要もない。やってはいけない。もめてることが面白くもなんともない」と説明した。

 自分たちのアイデアが後輩らに使われることは「気にしだしたら…そりゃああるよ」としながらも「それは言わない」と黙認しているという。日本の中でお笑い界全体が盛り上がることを重視しているからだといい、自分が知らない土地でそしらぬ顔で盗用されることには否定的だった。

 共演していた博多大吉は「後輩として言わせてもらうと、全部ですよ。何やってもダウンタウンさんが昔やってるんですよね」と過去に確立されたネタの手法やバラエティーのフォーマットがあった上で現在があると語った。

 ダウンタウンがバラエティー番組のフォーマットを多数つくっていたのは、毎日放送で人気だった「4時ですよーだ」や、国民的人気を博した「ダウンタウンのごっつええ感じ」(フジテレビ系)、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」(日本テレビ系)などがある。

 「ガキの使い-」で生まれた「笑ってはいけない」シリーズなどはその最たる例だが、これらの番組では先輩芸人のパロディー(故横山やすしさん、桂文枝ら)が人気だったこともある。

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