隆大介 台湾メディアが“酔拳”と報道
映画「影武者」やNHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」などに出演した俳優・隆大介(58)が21日夕、台湾桃園空港(台北)の入国審査場で暴れ、空港職員が左ひざを骨折。傷害と公務執行妨害の容疑で拘束されたことが22日、分かった。隆は機内で飲酒しており、かなり酔っ払っていたもよう。台湾メディアが“韓国籍の俳優が酔拳で移民官の脚を骨折させる”などと大々的に報じた。
また、所属事務所は22日、マスコミ各社にファクスを送付。隆がプライベートで台湾を訪れたことや、当局に拘束されていることなどを説明した。骨折の事実には触れていない。
一方、台湾メディアは英字新聞の台湾ニュース(電子版)が、隆はアメリカを代表する映画監督マーティン・スコセッシの新作「Silence(原題)」の撮影で台湾を訪れたと報道。中国時報(電子版)も、隆が「映画の撮影で来た」と話したと伝えている。
中国時報によると、隆は21日午後6時ごろ、成田空港から到着。空港の入国審査場で入国カードの提出を求められ、不所持だったため、その場で記入するよう求められたが、拒否。係員と口論になり、もみ合いに。空港警察や空港職員らに取り押さえられ、逮捕された。
隆は機内でワインやビールを飲んでおり、調べに対し、殴ったことは認めていないという。
同紙にはキャップに色つきのメガネ、無精ひげに、ジャンパー、ウエストポーチ姿の隆がイスに座っている写真が掲載されている。職員はもみあった際、左ひざを負傷。歩くことができず、そのまま病院に運ばれ、左ひざの骨折と診断された。
隆の所属事務所は現地にスタッフを派遣し、情報収集にあたっている。