AKB川栄 卒業発表、襲撃事件のため
AKB48が26日、さいたまスーパーアリーナでコンサートを開き、川栄李奈(20)が卒業することが発表された。昨年5月に岩手で起こった握手会襲撃事件が尾を引いていることを明かした。時期は未定だが、5月20日にリリースされる40枚目のシングル「僕たちは戦わない」の選抜メンバーには入っており、これ以降と思われる。
コンサート終盤でラスト1曲を残し、スタッフが「メンバーの人事異動」を発表。次々と読み上げられる中、最後に「川栄李奈、卒業」と発表され、悲鳴のような声が上がった。
ステージ上にメンバー全員が並ぶ中、グループ総監督の高橋みなみが「川栄、こっちおいで。話せる?」と声をかけ、川栄は高橋の近くに立った。
川栄は「去年に事件があって、私はその後、握手会に出れなくなりました」と昨年5月に岩手県の握手会で起こった襲撃事件が尾を引いている事を明かした。続けて、「周りは気にするなって言うけど、自分では気になってしまって。AKBは握手会を大切にしているけれども、私は出れなくて、これからも出ることはできない」と長く思い悩んできたことを明かした。
川栄は同事件で無職の男にのこぎりで襲われ、右手親指の骨折と裂傷という重傷を負った。その後、握手会には参加してこなかった。
今後について川栄は「自分がやりたいことをやりたい。お芝居がすっごい好き」と話し、昨年放送されたTBSドラマ「ごめんね青春!」での演技が好評だったことに自信を持った様子。「まわりから刺激を受けました。一から演技を勉強したい。自分の夢を追いかけたい」と涙を流しながら熱く語り、最後は軽く「ありがとうございます」と、あいさつした。