アントキの猪木が史上初“無観客始球式”

史上初の無観客始球式に挑み、ゴキゲンでマイクパフォーマンスするアントキの猪木(中)、左は吉田、右は角中=QVCマリン
史上初の無観客始球式に臨み、お立ち台でゴキゲンでマイクパフォーマンスするアントキの猪木(中央左)と角中(同右)、吉田
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 ものまねタレント・アントキの猪木(41)が3日、強風のために中止となったロッテ-楽天戦(QVC)で、“無観客始球式”を行った。

 この日、「あったかファンサービス」と題した企画で、“謎の炎のファイター”として登場し、始球式を行う予定だったが、あいにくの中止。背番号「123」のロッテのユニホームに、おなじみの黒いパンツ姿で現れると、変わらぬテンションでマイクを持ち、無人のスタンドに向かって「史上初、お客さんがいない中での始球式!元気ですか~ッ!皆さん、ご唱和ください、1、2、3、ダーッ」と絶叫した。

 マウンドにはブルーシートが張られたままだったが、捕手に吉田、打者に角中を従え、豪快にストライク投球。高校時代は野球部に所属した“元球児”で、「昔は130キロちょいくらいは出ていた」と右腕をさすった。

 史上初の無観客始球式に、「初めて、ってのがうれしいですね。ニセモノ稼業に尽きます」とニンマリ。熱投、熱演に、練習を終了したばかりの三塁側ベンチの楽天ナインから拍手が沸き起こっていた。

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