渦中の上西議員 大阪維新が除名処分

 維新の党の橋下徹・最高顧問(大阪維新の会代表)は4日、3月13日の衆院本会議を体調不良で欠席しながらその前後に不可解な行動があったとする疑惑が指摘された、維新の党・上西小百合衆院議員(31)を、大阪維新の会として除名処分とすることを公表した。大阪市内で行った街頭演説で市民に報告した。国政政党である維新の党とは別個の処分とした。

 前日3日深夜に3時間に及んだ上西氏の釈明会見に同席した橋下氏は、この日の演説で、上西氏が国会欠席直後に秘書男性と旅行したとされる疑惑については「あの言葉使いの悪い秘書が独身で、(上西氏と別の)自分の彼女と旅行に行っていたようだ」と一部報道に事実誤認があったと説明した。

 ただし「国会を休んでおきながら、その前日にお酒は飲んでないとは言っているが、何軒かお酒のある店に行き、当日は大阪に帰ってきている」と国会議員としての姿勢に苦言を呈した。

 そのうえで橋下氏は「彼女はこれまで国会議員としての言動に非常に問題がありまして、大阪維新の会として大阪府議会に指導預かりとして預けてた」と明かしたうえで「ところが全然改善の見込みがないと報告が上がってきました」と説明。

 このため「上西小百合は大阪維新の会としては除名と言うことにします」と公表した。

 その理由を「上西はああだこうだと言っているが、一連の行動と、これまでの言動を総合的に判断した」とし、「次の選挙は大阪維新の会としては(地元の)吹田からは出しません」と次回選挙は支援しないことも表明した。

 橋下氏は「大阪維新の会は、税金の無駄遣いを厳しくチェックしてきた」と、給料が公費でまかなわれている国会議員に対しても、厳しい判断を下したことも説明。「ここ数日間、お騒がせしました。報告とお詫びをさせていただきます。いろいろとすみませんでした」と頭を下げた。

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