林家こん平 東京五輪年の高座復帰に意欲
04年に体を動かすことが困難となる難病・多発性硬化症を発症し闘病中の落語家、林家こん平(71)が5日、東京・あらかわ遊園地で開かれた「都電落語会」PRイベントに出席し、2020年の高座復帰を誓った。
日本テレビ系「笑点」で共演し、卓球仲間の三遊亭小遊三(68)とおそろいのジャージー姿で、自力で歩いて登場。ラケットを握って軽快に素振りを披露した。かすれる声で「一生懸命頑張っています。よろしくお願いします」とあいさつすると、「1、2、3、チャラーン」と笑顔を見せた。
こん平の次女・笠井咲(47)が企画した同会は、昨年8月から月に1回、都電荒川線を1両借り切った落語会を開催。こん平さんも毎回出演してきたが、病気のせいで発声が困難で、落語を披露するには至っていない。それでも、20年の東京パラリンピック出場を目標に頑張っていることを明かしたこん平は、同年の高座出演にも「できます!頑張ります!」と元気に宣言。集まったファンから大きな拍手を浴びていた。