アイドルグループ・ＮＭＢ４８の「チームＢ２」でキャプテンを務める上枝恵美加（２０）が、学業専念のため、４月１３日から一時休業することが９日、大阪市内のＮＭＢ４８劇場で行われた公演で発表された。

　上枝はこの日の公演で、ファンに「私、上枝恵美加は、４月１３日からしばらくの間、ＮＭＢの活動を休業することになりました」と報告。「現在、私は大学とＮＭＢの活動との両立をしています。自分の夢にも繋がると思って、大変なのは理解した上で短大に入学しましたが、両立することが難しく、去年は仕事よりも大学を優先させてもらっていたんですが、それで感じたのはどちらも１２０％で頑張れないもどかしさでした」と理由を説明した。

　さらに「初めは、どちらかを辞める選択しか頭になかったんですが、考えても考えてもどうしてもその選択は出来なくて今回、休業という選択をしました」と、悩み抜いた心境を吐露。大学では英語とスペイン語を学んでおり、休業中には短期留学も行う予定だという。　

　現役のキャプテンという立場でチームを離脱するという事態には、「キャプテンとして、休むことですごい迷惑もかけると思います。そのことを考えたら申し訳ない気持ちでいっぱいですが、私のわがままを見守ってくださるとうれしいです」と、ファンに理解を求めた。

　上枝は２０１１年１２月、第３期生としてＮＭＢ４８に加入。１２年１０月に発足した「チームＢ２」のメンバー入りし、キャプテンに就任した。１３年９月に行われたＡＫＢグループの「第４回じゃんけん大会」では、ＳＫＥ４８・松井珠理奈（１８）に次ぐ２位に入り、同年１２月発売のシングルで選抜入りした。

　１３年４月には、大阪府内の短大に入学し、外国語を専攻。時には劇場と学校を往復するなど努力をしてきたが、出席がままならないことも多く、デイリースポーツの取材に「２年での卒業はやっぱり難しいけど、卒業はしたい」と明かしたこともあった。今年６月に行われるＡＫＢグループの第７回選抜総選挙には、立候補していなかった。

　ＡＫＢグループで現役のキャプテンがチームから離脱するのは、１４年４月にＮＭＢ４８「チームＭ」のキャプテンのまま卒業した島田玲奈以来。今月３日に卒業したＮＭＢ４８・チームＭの山田菜々（２３）は、当日のステージ上で藤江れいな（２１）にキャプテンを引き継いだ。また３月３０日に卒業した、ＳＫＥ４８・チームＫ２のリーダー・古川愛李（２５）も、当日のステージで大場美奈（２３）にリーダーを引き継いだ。