「マッサン」続編は否定的 やりつくした
NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」のスピンオフ版が完成し、10日、前編「すみれの家出」の主役早見あかり(20)、後編「たそがれ好子」の主役江口のりこ(34)が大阪市のNHK大阪放送局で会見した。同席した制作統括の櫻井賢チーフプロデューサーは本編の続編については否定的な考えを示した。
櫻井氏はスピンオフ版について「いい話にしたいと思っていた。2つにしたほうが面白いものが作れると思った」と制作意図を説明。「早見あかりさんという女優魂のある方を迎えながら(早見が演じた)すみれの芝居をちゃんと作れなかった。江口さんを迎えながら大阪編がいつの間にか終わってしまった」と本編に悔いがあったことを明かした。
しかし、続編にいては「考えたこともあった。けれども『マッサン』でできることはやりつくしたなっていうのがある」と否定的に述べた。ヒロインの亀山エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)が劇中で亡くなったことも理由にあげた。
一方で、マッサンこと亀山政春が務めた住吉酒造の娘・田中優子(相武紗季)のその後が気になるようで「優子のスピンオフは…」とスピンオフ第3弾については含みをもたせた。