園マリ、中尾ミエ「怖くて苦手だった」
「逢いたくて逢いたくて」の大ヒットで知られる歌手・園まりが71歳の誕生日の前日となる11日、東京・ラピュタ阿佐ヶ谷で行われた映画「ハイハイ三人娘」(1963年)の上映会に出席、トークショーを行い、「逢いたくて-」が映画化された際に共演した俳優・渡哲也(73)に片想いしていたことを告白した。
共演相手だった渡について、園は「素朴な、人間らしい、芸能人らしくない方」と表現し、「片想いでした」と打ち明けた。
同作は中尾ミエ(68)、伊東ゆかり(68)との「スパーク三人娘」として、園が17歳の時に初出演した映画。多忙だった当時を振り返り、「ミエちゃんが怖くて苦手でした。業界ではみんな知ってました。常識でした」などあっけらかんと話し、本音トークでも会場を沸かせた。
一時、人間不信となり芸能界から遠ざかったこともあったという園だが、「最近、歌が喜びに変わった」といい、「人生のはじまりはそれぞれ。私は今からだろうなって頑張ってる」と前向きに話した。
現在は「スパーク三人娘」のステージをはじめ、充実した日々を送っており、6月13日には42年ぶりとなる映画「道しるべ」の公開も控える。園は「これからも、人との触れ合いを大切にして、飾らず、あるがままの私を見せていきたい。誕生日の前の日にこんな気持ちにさせていただいてありがたいです」と若々しい笑顔を見せた。